結果報告

●全国年賀はがきコンクールについて

本コンクールは、「文字を正しく整えて読みやすく書く」ことを大切にする心情を育て、日本の新年を祝う慣例行事と文字文化の振興発展に寄与することを目的に開催しております。2020年1月15日作品締切に集まった応募作品は、中央審査員の先生方により、厳正かつ公平な審査が行なわれ、各賞が決定いたしました。


●入賞者数一覧

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中央審査委員長 (一社)全国書写書道教育振興会
会長  栁下 昭夫

学びを深め、思いやりの心を育てる

 年号が令和になってのはじめての年賀はがき、みなさんは、どんな思いをこめてお書きになりましたか。
私にも、教え子のみなさんから、たくさんの年賀はがきが届きます。もう古希を過ぎた人、今も社会で活躍している人、さまざまですが、家族や一年の思い出の写真、これからの夢や希望、活躍の様子などを伝えてくれます。毎年、ユーモラスなマンガで家族の様子を語ってくれる楽しい年賀はがきもあります。年賀はがきは、私にとって、教え子の生活や活躍を知る貴重な機会であり、教え子との思いをつむぐ楽しみになっています。
今年の年賀はがきコンクールの作品も心に残るすばらしい作品でした。特に高大一般、高学年の方々の作品には心をうたれました。整った字形、配置、配列、余白の生かし方と細やかな気配りが行き届き、読みやすく美しい年賀はがきに仕上っていました。長い間、このコンクールに出品しつづけて蓄積された書写力が結集されているようでした。幼児や小学生の作品も真剣に目を光らせ、ていねいに書写されているお姿が目に見えるようでした。しかし、用具の選び方、使い方や、文字の大きさに合った線の太さや細さ、運筆のリズムを生かした美しい線質の表し方など、もう少し気をつけると、もっとすてきな作品になるのではないかなと思われる作品もありました。字形に対する感覚や運筆の習熟は、文字を習いはじめる幼児期から小学校低学年の学び方が大切なのです。悪い書きぐせがついてしまうと、それから一生抜けられず直すのも大変なのです。
参考課題語句も、時の課題を思い、みなさんの学びにも役立つようにとの願いをこめて示しました。このコンクールへの出品が、みなさんの学びを深め、思いやりの心を育てるよい機会になるように心から願っております。


 

(一社)全国書写書道教育振興会顧問
吉田  宏

伝統文化に親しむ

 第36回全国年賀はがきコンクール受賞者のみなさんおめでとうございます。
「令和」の新しい時代を迎え、2020年度には、新しい学習指導要領が約10年ぶりに改訂され、小学校から順に実施されます。
グローバル化や人工知能・AIなどの技術革新が急速に進み、予測を超えて進展しており、予測不可能な面があるともいえるでしょう。その中でも、主体的に向き合い、広い視野を持って、自分の人生を切り開いていけるような力を身に着けていくことを重視し、今回の改定は行われるといいます。
自国の文化に誇りを持ち、研鑽を積み学び続けること、それは同時に自分の「基」となることです。急激な変化の時には、柔軟な対応が求められるとともに、己の柱となる「基」を持つことも大事ではないかと考えます。
さて、そんな激動の時代といわれる中で、本コンクールは「年賀はがき」と言う小さな紙面に自分の心を託し、相手に感謝や決意を伝える伝統行事である賀詞を題材に出品を募っています。昨今では、年賀はがきの枚数が減っていると聞きますが、この受賞者名簿に掲載された作品は、どれをとっても素晴らしく、努力の結晶です。
お正月に賀詞を交わす歴史は古く、平安時代から続くものです。本コンクールをきっかけに手書きのぬくもりが伝わる「年賀はがき」をより身近に感じていただき、多くの皆様日本の伝統文化に触れる一翼を担えたら幸いです。
最後になりましたが、本コンクールを開催するにあたり、ご指導にあたられた先生方、そしていつも温かいお気持ちでお子供たちを見守ってくださるご家族の皆様に心より感謝申し上げます。


(一社)全国書写書道教育振興会副会長・日本書写書道検定委員会会長
吉田 享子

作品作りにあたり

 受賞者のみなさん、おめでとうございます。本年も秀作揃いで素晴らしい作品が寄せられました。年賀状を出す方が年々減っているという昨今ですが、1つ1つ手書きされた年賀状は、受け取る時に伝わる目には見えない気持ちや、綿々と続く日本の伝統としても残しておきたい文化の1つだと改めて感じた次第です。
年賀はがきコンクールが全書会で開催されている他の大会と大きく違うことは、マスや行がないということです。作品仕上げのポイントはここにあるかと思います。審査に当たって先生方からもよくコメントされることを下記にあげておきます。次回の作品作りに役立てていただければと思います。
1. 行を曲げないで書く。
1文字1文字は素晴らしいのに、文字がずれてしまっていると作品の見栄えを損ねてしまいます。
2. 余白を考えて書く。
昨年までの規定用紙の形態ですと、本来ははがきの大きさではない灰色の部分に文字がかかったり、ギリギリに文字を配していたりということがあり、本年から下の部分を削除した形態にいたしました。作品全体をまとまりよく収めるには、余白と文字のちょうどいいバランスが大切です。
これからもみなさんがこの大会を通して、1つ1つ技術や感性を積み上げていっていただくことを願っております。最後になりましたが、本大会にご尽力いただきました皆様に感謝申し上げます。


元立正大学大学院文学研究科教授
松村 定男

努力

 受賞者の皆さん、おめでとうございます。
今回は、高校・大学・一般の作品を審査させていただきました。
高校二年生・一般の作品が、特に字形、線質が美しく書かれていました。漢字とひらがなのバランスも見事でした。
字形の良かった作品で、配置、文字の大きさのバランスを工夫すると、上位になる作品が数点ありました。
線質を磨くには、お手本をいろいろな角度から、しっかり観察をして書きます。次にお手本を見ないで書きます。書いた作品をお手本とくらべて鑑賞します。最後にお手本を見ないで作品を完成させます。
筆圧の強弱、線の流れが美しくできるよう練習して下さい。
筆の選択も線質に大きく影響します。筆の先がきれいにでることが大切です。筆の弾力を生かして、起筆・送筆・終筆がスムーズにできるかが重要です。
いろいろな筆で書いて、自分にあった筆をさがして下さい。
現代では、ほとんどの人が年賀状を書くのは12月中に書きます。郵政博物館によれば、明治の初期は、正月の元日・二日・三日の三日間に年賀状を書くのが、一般的だったといわれています。
野球のホームラン王で、元プロ野球監督の王貞治さんは、努力について次のように述べています。
努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば
それはまだ努力とは呼ばない。
王貞治さんのこの「努力」の碑は、東京、湯島天神にあります。
努力してもすぐに報われないことがあります。継続してやることが大切であります。更に努力してがんばって下さい。来年の努力の結晶の作品を期待しております。


清光書道会理事
氷田 光子

審査を終えて

 「第36回全国年賀はがきコンクール」に受賞された皆さんおめでとうございます。
令和になって初めての年賀状ですが、2000年には42億枚も発行されていたものが、20年経った今年は約半分の枚数に減りました。小、中学校の皆さんは、年賀状を書いて出した事のない人が多いのではないかと思います。そのような状況の中、幼稚園の出品数が増えた事は喜ばしい限りです。
今回は、主に幼稚園と小学校低学年を見させて頂きました。漢字が直線的であるのに対してひらがなは曲線的です。ひらがなは漢字の草書が簡略化したものなので曲線が多いのです。我が国日本で文字を書くという事は、「漢字とひらがな」が必須条件なのです。小学校低学年までに特にひらがな46文字は、何度も何度も書いて練習をして自分のものにしたいものです。『おめでとう』の「め」で、とても苦労している作品が多く見られました。「ことめる」は、ひらがなの中でも小さく書く字なので、大きくならないようにしましょう。
葉書という縦14.8センチ、横10センチのマス目も罫線もない用紙に書く事は大変難しい事ですが、日本の伝統ともいえる年賀状を絶やさないようにする為にも、来年も皆さんの多くの素晴らしい作品を見せていただきたいです。


 

元東京都小学校国語科書写研究員
小野 千香子

「継続は力なり」

 受賞された皆さん、おめでとうございます。
細やかな筆使いで、流れるように美しく書かれた高校生の作品を拝見して釘付けになりました。作品は手書き文字のすばらしさを如実に表していると感じました。
今回は幼、低学年を担当しました。高校生まで継続すれば、このように美しい文字が書けることを期待して審査をさせて頂きました。きちんと一字一字丁寧に書かれた作品の数々は胸が熱くなりました。
形が整っていても、鉛筆を固く握りしめて書いているのではないかと思われるような文字もありましたが、画の方向、とめ、はね、払いがきちんと丁寧に書かれている見事な作品もたくさんありました。
運筆が無理なく自然に行えるように書けるには、姿勢はもちろん、鉛筆の正しい持ち方、構え方が大事になります。入門期にも学習しますが、正しい鉛筆の持ち方できれいな線を書くために「の」のように、左を小さく右へ大きく円を描くように「  」二・三回続けて書くことがあります。これを意識的に終筆まで、ゆっくりと丁寧に書く練習をします。書き慣れてくると、きれいな美しい線が書けるようになります。筆圧の感覚もつかめるようになります。今更とは言わずに、練習として取り上げてみてください。本文は、もちろん丁寧に書くことです。
幼・低学年のお子様は大人の方の支援が必要になり、ご苦労も多いと思います。姿勢、執筆には十分留意して頂き、「もっと書きたい」と楽しく思えるように、賞賛を与えながら励ましてあげてください。


女子美術大学講師
加藤 達

「感謝の気持ちを美しい手書きで」

 「第36回全国年賀はがきコンクール」で受賞された皆さんおめでとうございます。近年日常では書くことが少なくなり、年賀状も発行部数と共に減少の一途をたどっているようですが、手書きの年賀状は人の温もりやまごころが感じられ、その感動は今なお変わることはありません。皆さんの作品には、文字の一点一画に「心のこもった丁寧な筆意と文字」を大切にする心が感じられ、真剣に文字と向き合っている姿勢が伝わってまいります。失われつつある日本人の美意識として大事にしたいものです。
さて今回の審査では、完成度の高い上位作品以外のいくつかの留意点を踏まえて所感を述べさせて頂きます。
〈運筆について〉
1.筆圧が強すぎたり弱すぎたり、極端に太い字や細い字が見られました。
2.硬筆毛筆共に線質が単調なものが見られました。緩急(速い遅い)や抑揚(浮き沈み)を適度に加え、リズミカルで躍動的な線質を望みます。
〈全体の構成〉
1.紙面全体の天地左右の余白、歌詞と添書きとの余白等不適切なものが見られました。書き出しの位置に注意しながら体裁よくまとめることが大切です。
2.行の中心が乱れ、左右にずれたり傾いていたものがありました。
以上、お手本をよく観察しながら忠実に書写して下さい。そして、今後もこの伝統的な慣習の継続と、皆さんのより一層の実力向上を期待します。


日本書写書道検定委員会審査副部長
中里 久乃

心をこめて

 「第36回全国年賀はがきコンクール」で受賞された皆さん、おめでとうございます。
新しい年号令和の最初のコンクールに甲乙つけがたい素晴らしい作品が寄せられました。今回は、小学三年生から小学六年生を中心に審査させて頂きました。上位の作品は、全体のバランスが良く、文字の形、運筆の丁寧さ、配置を良く考えていて左右、上下の余白の取り方がとても上手でした。
また、高学年になると文字数も増えてきますので、行が曲がらないように、漢字は少し大きめに平仮名は少し小さめにバランス良く書くと良いです。罫線やマス目のない真白なはがきに書くのは本当に難しい事だと思います。文字の大きさや配置がとても重要です。書き出しの文字も大切になります。書き出しの文字の位置、大きさを間違えるとその後の文字全体に影響するのでよく考えて書くようにすると良いと思います。
小学生は一番基礎基本を学ぶ大切な時期です。そして、一番大きな成長のある時期でもあります。この時期にしっかりと「正しく整った読みやすい文字」を身につけてください。小学生で学んだ楷書の基本が、やがてペンや毛筆で書く行書、草書などに繋がっていきます。
日常生活で活字があふれる現代ですが、手書き文字はとても重要性が高いと思います。丁寧に書いた手書き文字は、相手に心が伝わります。これからも、心が伝わる更に美しい文字を目指して頑張ってください。
来年も皆さんの心のこもった作品を楽しみにしています。

 



総務大臣賞


嶋田 愛沙
東京都 青梅市一般
 この度は「総務大臣賞」という大変名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。昨年五月に平成から元号が変わり、令和になって初めての「全国年賀はがきコンクール」でこの様な素晴らしい賞を受賞でき、喜びと感謝の気持ちで一杯です。
 この作品の題材となったのは東京オリンピック・パラリンピックが、56年前の1964年ぶりに日本で開催されるからです。この大会に出場する選手の方、そして皆様の夢や願いが成就する素敵な年になればと思い、作品創りに臨みました。
 私は昨秋、紀貫之筆の「寸松庵色紙」という仮名の作品を臨書しました。小筆で繊細かつ端正な線質の表し方、筆の運び方を学び、その事を活かせられる様筆先一本まで集中し、直筆を意識して仕上げました。また、歌詞と本文との配置、空間のバランスを揃える事にも心掛けました。
 昨今、インターネットやソーシャルメディアの普及により、新年の挨拶として用いられる年賀状を出す方、更に手書き文字で送る方も減少しています。活字とは異なり、手書き文字は丁寧に書くことにより、心が繋がり温かみを感じられます。そして、年賀状は世界に誇れる歴史ある伝統文化のため、多くの方に魅力が伝わればと思います。
 幼少期の頃から憧れていたこの賞を励みに、ご指導してくださった先生方、家族の支えに心から感謝し、より一層精進して参ります。

文部科学大臣賞


橋本 依昌
兵庫県 神戸大学附属幼稚園年長
  わたしの「おめでとう」を「もんぶかがくだいじんしょう」にえらんでいただきありがとうございます。「おめでとう」のなかで「め」というもじは、ふっくらときれいにはらうところがとてもむずかしかったです。でも、なんどもれんしゅうして、いえでも、あちこちに「め」をかいて、うまくかけるようになりました。ひとつずつ、きれなもじがかけるようになるのは、たのしいです。これかも、たくさんもじをかいていきたいです。
この度は娘の作品を「文部科学大臣賞」という名誉ある賞に選んで頂き誠にありがとうございました。私は、いつもコンクールにおいて、娘が課題に対して、自身でどこまで向き合って上達していくのか、いつも楽しみに見ておりました。練習を重ね、その結果身についた文字は娘にとって財産になります。私は、今後も娘には自身の努力によって、その「財産」を獲得していってもらいたいと願っております。(母)」

髙地 智仁
神奈川県 森村学園初等部二年
  この度は「文部科学大臣賞」をいただき、ありがとうございます。さいしょは、おどろきましたが、じわじわとうれしさがわいてきました。
 字は、しせいを正して、気持ちをしゅう中することが大事だと思いました。はがきに書く時は、全体のバランスとまっすぐに書くのがむずかしかったです。「下手な字を100枚書いてもうまくならない」と言われ続け、うまく書けなくて書くのがいやになった時もありました。でもその間に、ぼくの字は下手になりました。ぼくはかなしくなって練習をはじめました。続けること、お手本をよく見ることが大事だなと思いました。
 うまく書けた、と思っても後から見るとやっぱり下手なところがあるので、これからもしせいを正して、ていねいに書こうと思います。
 ありがとうございました。

別所 優月
東京都 世田谷区立希望丘小学校四年
 この度は『文部科学大臣賞』をいただき、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
 今回は四度目の「年賀はがきコンクール」でした。作品を書きながら、年賀状の歴史について、少し調べてみました。年賀状の歴史は古く、平安時代に藤原明衡(ふじわらのあきひら)という人がお正月のお手紙について書き始めたそうです。一般の人が年賀状を出すようになったのは明治時代の初め頃ですが、お世話になった人や親族に新春のよろこびや昨年のお礼を伝える文化は、昔から日本人の心として続いてきました。
 私は、お習字もそうですが、「百人一首」などの日本の古くからの文化にとても興味があります。特に、静かで奥深い表現や言葉づかいが好きです。
 今年は日本でオリンピックが開さいされ、海外から沢山の人がやってきます。来てくれている少しの時間でも、日本の素敵なところや伝統を知ってもらえたら嬉しいです。そして、私も何かそのために出来ることがあったらいいなと思います。
 審査をしてくださった先生方、いつも熱心に教えて下さるお教室の先生、ありがとうございました。

福田 紗七海
兵庫県 神戸市立なぎさ小学校六年
 私は、学校の合唱部に四年生の時から所属しています。この夏、全国の舞台で歌うという夢を叶えました。合唱の先生から、いつも「練習はうそをつかない。」「基礎を大切に。」「一回一回、一曲一曲、大切に歌う」ということを言われます。その教えを守り、朝練、夕練、休日も練習を続け、全力でがんばった結果、六年生でやっと、選抜メンバーに選ばれ、全国大会に、出場することが出来ました。
 今回、合唱で教わった教えは、書写の大会でも同じだと言うことに、気づくことが出来ました。
 大会練習の初日、まず、一文字ずつ、きっちりと書けるか確かめることから始め、それから、年賀はがきに通して書きました。ひらがなと、漢字が大きさがつり合わずガタガタになったりし、途中くじけそうになりましたが、おけいこに行ける日、時間を大切に集中し、しめ切りギリギリまで、今、自分にできる精一杯の力を出し切りました。何度も何度も繰り返し練習をし、がんばって仕上げた作品が、素晴らしい結果につながりました。
 今回、学んだ事を大切に、努力をし続けて、これからも、書写を楽しみたいと思います。

虻川 幸華
東京都 青梅市立霞台中学校三年
 この度は、「文部科学大臣賞」という、大変素晴らしい賞を頂き、喜びと感謝の気持ちで一杯です。
 今年は、受験生ということもあり、昨年までと同様の練習時間を確保することが困難でした。そのような状況下で教室の先生から「あなたは、他のみんなより練習時間が少ない分、練習の質をあげなさい。」と言われました。私は、その言葉を機に日々の練習に集中し一枚一枚の作品に注力できるようになりました。
 私が練習で特に苦戦したことは、「謹賀新年」です。初めて毛筆に挑戦したこともあり文字の大きさやバランスの取り方が難しかったです。また、「謹賀新年」が作品の中で最も大きく目立つことから、中心をそろえることを意識して何度も練習しました。
 作品のまとまりが悪く、焦りを感じ涙することもありましたが、このように素晴らしい賞を頂け、とても嬉しく思います。いつも熱心に指導して下さる先生方、お互いに刺激しあえる仲間がいることに心より感謝します。そして、さらにきれいな字が書けるよう書写書道を精進していきたいです。

特別名誉大賞


平林 遥
長野県 県立松本深志高等学校二年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変名誉ある賞を頂き、驚きと感謝の気持ちで一杯です。
 私は小学2年生から9年間書写を継続してきました。自分の字を友人や先生、家族に褒められるようになり、更にコンクールで大きな賞を頂けるようになったことで、私は字を書くことがどんどん好きになりました。しかしコンクールとテストの期間が重なると、勉強も書写も頑張りたいという気持ちが強いため苦労することもありました。そんな中で、先生の励ましと自分の意志を支えに努力を続けてきました。
 現在高校2年生になり、大学進学に向けて勉強に追われる日々を送っています。これから大学に進学し、社会人になっていく私にとって書写を通じて学んだ経験は、何にも代えることのできない大きな財産になったと思います。これからも熱心に指導して下さる先生、支えてくれる家族に感謝の気持ちを忘れず、一層努力していきます。
佐久間 凛
東京都 早稲田大学系属早稲田実業学校初等部三年
 この度は、「特別名誉大賞」という大変素晴らしい賞をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。2年連続で受賞出来たことがとても嬉しいです。
 今回、特に気をつけたところは、線の入り方です。細く入って、だんだん太くするところは、力の加減がとても難しかったです。でも、私は、字の形だけではなく、そのような細かいところを美しく書くことに興味があるので、書いているうちにとても楽しくなってきました。なので、納得のいく字が書けるまで、集中して書き続ける事が出来ました。きれいな字が書けた時は、とても気持ちが良いです。
 これからも、沢山練習を重ね、自分の字を美しく磨き上げていきたいです。楽しみながら頑張りたいと思います。
桂 千惠
兵庫県 須磨学園高等学校三年
 5年前、中学生となり新たな挑戦をしていた頃、この大会で頂いた「学年優勝杯」が大きな自信となったことが蘇ります。そしてまた、春から大学生となるこの時期に大変名誉ある賞を頂けたことを光栄に思います。
今大会の練習中、私の心には先生からの「練習は他人と比較したり、周囲からの評価で判断したりするためではなく、自分の中で誇れるものをつくるためにある 」という言葉がありました。その言葉は、出品までの時間が迫り、限られた少ない時間に焦る私の気持ちを落ち着かせ、まずは、大好きな書写が出来る時間を幸せに感じ、妥協することなく自分が納得出来る作品を作ろうと思わせてくれました。そして最後まで、練習した時間はいつか自分を表現する助けになると思いながら練習をすることが出来ました。
書写を学んだ今までの経験はまだまだ短いものではありますが、様々な形で私にとって壁にぶつかった時は乗り越える力となり、新たな環境へ行った時は自分を支える力、表現するきっかけとなっています。
 このような書という素晴らしい世界に導いて下さった先生、そして審査して下さった先生方、大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この結果に恥じぬよう、大学生になっても一層精進して参ります。

学年優勝杯


天野 匠
埼玉県 川越幼稚園年中
 素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございました。
 去年、はじめて表彰式に出席させていただきました。貴重な素晴らしい経験でした。今まで冊子で拝見していた先輩方とお会いして、席書きの作品をいただきました。
 帰り道、「先輩方にまた会えるかな」というので
頑張れば、会えることもあるかもしれないよ。といったら、
いただいた作品の字の入り方などをマネしたり、試行錯誤しながら毎日練習して、本人は満足したものが書けたようです。
 「きれいな字」はプレゼント。というのも感じ、お友達へのお手紙もきれいに書いています。
 以前は一番になりたい!と練習していました。
今回は「いつかまた、先輩(お姉さん達)に会えるように頑張る!」というのが、なるほど、男の子だな。と思いましたが、とても嬉しいです。
 匠はお教室でも目標で憧れの先輩方や仲間に恵まれています。幸せだなあ、と思います。        母より
樋口 愛菜
山梨県 笛吹市立御坂西小学校一年
 すばらしいしょうにえらんでくれて、ありがとうございました。
 おかあさんからきいたときは、しんじられないくらいうれしくておかあさんが、「すごいね。よくがんばったね。」といっぱいほめてくれて、いっしょによろこんでくれました。
 ノートにれんしゅうして、たくさん「はがき」にかきました。わくやせんのない白いかみに字をかくのはとてもむずかしくて、なかなかかけなくて、なんかいもれんしゅうしました。先生におしえてもらったことや、とめ、はらいにきをつけて、一つ一つゆっくりていねいにかいて、じょうずにかけたときはうれしかったです。
 いつもやさしくおしえてくれる先生にとてもかんしゃしています。これからもたくさんれんしゅうして、もっときれいな字がかけるようにがんばります。
岩谷 星奈
三重県 いなべ市立石榑小学校五年
 この度は、「学年優勝杯」という大変名誉ある賞を頂き、本当にありがとうございます。先生から受賞の知らせを聞いた時は、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。
 「年賀はがきコンクール」は、線やマス目が無い用紙に作品を仕上げなければならないのでとても苦労しました。真っ直ぐに書くこと、特に「漢字とひらがな」のバランスに注意して書きました。
 作品は、自分で課題と向き合って書きますが、同じ目標に向かって練習している友達も近くに居てくれてとても心強いです。
 そして、いつも温かく丁寧に指導して下さる先生方に、感謝の気持ちでいっぱいです。今回、苦手だった年賀はがきコンクールで賞を頂けたのは、私にとってとても自信になります。この賞を励みにこれからも一生懸命頑張りたいです。
河口 歩幸
東京都 青梅市立霞台中学校一年
 この度は「学年優勝杯」という、大変名誉ある賞をいただき、喜びと感謝の気持ちで一杯です。
受賞の知らせをいただいた時は、とても嬉しく、涙が溢れそうになりました。
 私は、小学生の頃から小筆の練習を少しずつ始め、中学生になって「全国年賀はがきコンクール」に出品する作品は、小筆で挑戦すると決めていました。
 この課題を書き始めた時は、文字のバランスや線の太さ、筆の扱い方などがうまくいかず、「こんな難しい課題、私に書けるのかな?」と思いましたが、先生方に教わるにつれてだんだんとうまくいくようになりました。年末に書く年賀状も、宛名は小筆で書き、少しでも慣れるように心掛けました。来年も再来年も小筆で挑戦し、もっと素敵な作品が書ける様に頑張りたいです。
 最後に、ご指導いただいた先生方、いつも応援してくれる家族、一緒に励んできた仲間に感謝して、この受賞をバネに努力していきたいと思います。
有上 麻菜
愛知県 豊田市立高岡中学校二年
 この度は、「学年優勝杯」という大変名誉ある賞をいただき、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
 今年の「年賀はがきコンクール」は、学校の行事や部活と重なることがあり、練習できる時間があまりない中での出品となりました。
 そのため、一枚一枚を今まで以上に大事に書き、どうしたら手本のようになるのか、常に考えながら書きました。
 今回の課題は、「漢字とひらがな」の大きさや余白、行書の流れの美しさを出すことを意識しました。「漢字とひらがな」の大きさがバランスよく噛み合わなかったり、行書の流れが感じられなくて焦った時もありましたが、先生に言われたことを思い出しながら、何度も練習し、納得のいく作品を仕上げることができました。
 私がこのような名誉ある賞が頂けたのは、いつも熱心に指導して下さる先生、応援してくれる家族の支えがあったからこそだと思います。これからも感謝の気持ちを忘れず、努力していきたいです。
竹村 文希
群馬県 県立館林女子高等学校一年
 この度は、「学年優勝杯」という大変名誉ある賞を頂き、喜びと感謝の気持ちで一杯です。
 私は、お教室に通い始めて約11年になります。今まではお教室から多くの大会に出品していましたが、今回の「全国年賀はがきコンクール」では、学校の部活を通して初めての出品となりました。顧問の先生から受賞のお知らせを受けたときは、とても驚き、胸が一杯になりました。
 今回、はがきに小筆で書くことは初めての挑戦だったため、最初は線の流れや文字の迫力、表現の仕方に苦労しましたが、お教室の先生からご指導頂き、納得のいく作品を仕上げることができました。
 近年、手書きではなく、インターネットを使って年賀状を送る機会が増えてきていますが、昔から受け継がれてきた「手書き」を大切にしていきたいと実感しました。
 最後になりましたが、いつも熱心にご指導下さる先生、応援してくれる家族への感謝の気持ちを忘れず、これからも精進して参ります。
 本当にありがとうございました。
野﨑 麗
神奈川県 横浜国立大学四年
 この度は、「学年優勝杯」という大変名誉ある賞ををいただき、喜びと感謝の気持ちで一杯です。
 今年は大学生活最後の年なので、自分の中で悔いの残らないように過ごす1年にしようと思いながら過ごしました。8歳の頃から続けてきた書写書道の締めくくりとして、大学でも書写教育や書道についての学びを深めてきました。私が学生生活を過ごしてきた中で、書写書道を続けてきたことによって道が開けたことがなんどもありました。自分が書写書道に出会っていなければ全然違った学生時代を過ごしていただろうなとも感じています。学生から社会人という今までの人生の中で一番大きなステップを踏む上でも、私の軸となっている、書写書道を通して得たものが自分を助けてくれる場面がきっとなんどもあるのだろうなと思います。
 私にとって、とても大きな存在である書写書道を続ける中で出会った仲間や先生方、そして家族、支えてくれたすべての人に感謝しています。本当にありがとうございます。これからも、感謝の気持ちと努力することを忘れずに、日々精進して参ります。